「写経の時間~副住職法話と写経~」※今回より~副住職講話あり~から名称変更しました

講座名「写経の時間~副住職法話と写経~」※今回より~副住職講話あり~から名称変更しました
開催日時2022年11月4日(金) 14:00~16:30
場所2階中小会議室
内容

弘明寺観音副住職をお招きして、写経が初めての人にも分かりやすく目的や作法等のお話を聞き、一緒に写経も行います。

「写経セット」(筆ペン・文鎮を貸出、写経用半紙・写経のしおりを差し上げます)を用意していますので、持ち物は特にありません。初めての方も安心してご参加いただけます。

対象成人
定員20人(先着順)
参加費500円※当日お支払いください。
持ち物特にありません。※写経セットを用意しています。
受付開始日10/12~電話または直接施設へ(初日のみ来館9時30分~ 電話13時~)
実際の様子

11/4(金)『写経の時間~副住職法話と写経~』を開催し、15名の方にご参加いただきました。弘明寺観音美松副住職をお招きし、最初に写経の功徳や意義、作法についてお話しいただき、皆さん一斉に写経に取り組まれました。

今回もリピーターの方と初参加の方が半々位で、写経講座が広まりつつ深まってもいるように感じました。

冒頭、副住職は「ただ綺麗な字を書くだけなら書道の範疇である」というお話をされました。

「古代、仏教が日本に伝来した頃、国を良くするために仏教を広めるという目的で、仏教を流布するために写経をした。つまり布教させるためのコピーの役割が多かったのではないかと思う。」

「今は写経をする意味が、自分の罪をなくす、救われたいということに重点が移ってきている。現在はコピーして広めていくというよりも、心を静めるためのツール、手段、方便として個人単位で写経する人が増えている。」

更に「一文字書く=仏様一体を掘ることで、何の仏像を彫っているのかをイメージして書いていく。写経をする早さは問題ではない。自分の中で仏様をこしらえていく結果、かかった時間である。自分が掘りきった仏像を頭の中に描いて、最後に普回向(ふえこう)を唱えて終了する。」

というお話しをしてくださり、その後筆の持ち方や腕の置き方などをご説明くださいました。

皆さん、約1時間半真剣に写経に取り組まれ、会議室は深い静寂に包まれました。副住職が席を周ってくださり、参加者の質問にお応えになったり、アドバイスされました。

最後の30分は副住職の法話を聴きました。まず、参加者に写経を終えた感想をお聞きになりました。「こころのあり方を考えるのにまとまった時間がないのではないですか。写経をしてすっきりするのは心が整うからではないでしょうか。瞑想に近いものにトライすると心が豊かになるのではないでしょうか。」ともおっしゃり、皆さん深く頷いていました。

その後、「何で仏教を勉強するのか」についてのお話があり、それは衆生レベル、生きとし生けるものの幸せのためである。幸せに生きるための方法論が仏教であり、仏教の智恵=幸せになるための考え方、行動である。

仏教のない状態=無明(むみょう)(明かりがない、真っ暗な状態)であり、真っ暗な道には危険があるかもしれない。ではどうしたら良いか→明かりを点けること。その明かりになっているものが仏法・仏教の教えである。家に仏壇のある人はお灯明(とうみょう)に火を入れると思うがこれはお線香を点けるためではない。仏様の智恵が明るいということを象徴したものです。

そして、全ては物事の本質を見る。ちいさいところは近づいて見たり、遠ざかって全体を見てみることが大切である。仏教は実践と理論から成っているが、実践・体験が全て。理論だけの頭でっかちではいけない。

まずは自分自身を知る。自分の価値を把握すること。行動自体を評価するのではなく、分かっていて行動することである。

以上のような、一般の人に平易な言葉で分かりやすく法話をしてくださり、参加者皆さん真剣に聴いていらっしゃいました。皆さまご参加ありがとうございました。