多文化体験会~ウクライナについて知ろう~ 【みなみ市民活動・多文化共生ラウンジ協力事業】 

講座名多文化体験会~ウクライナについて知ろう~ 【みなみ市民活動・多文化共生ラウンジ協力事業】 
開催日時2023年7月2日(日) 11:00~12:30
場所2階中小会議室
内容

当講座はみなみ多文化共生ラウンジさんのご協力による当施設初の試みです。

地域の方々が外国文化を体験し、多文化を理解していただく機会をご提供しようと企画いたしました。講師をお願いしている多文化ボランティアにとっても活躍の場となります。

ウクライナの文化を一緒に体験してみませんか。

講師は横浜国際交流協会(YOKE)でウクライナ避難民の相談員を務めるウクライナ人のIryna(イリーナ)さん。

美しい写真でウクライナの文化や観光地の魅力を紹介後、現地の最新状況をいくつかの写真をお見せしながらお伝えし避難民の状況についてもお話しいただきます。

※お話は都度日本語翻訳しますので、英語、日本語どちらでもお聞きいただけます。当日は通訳ボランティアさんもいますので安心してご参加ください。

 

 

 

対象どなたでも(未就学児は保護者同伴)
定員30人(先着順)
参加費無料
持ち物特にありません。
受付開始日6/11~電話または直接施設へ(初日のみ来館9時30分~ 電話13時~)※小学生は保護者による申込が必要
実際の様子

横浜国際交流協会(YOKE)でウクライナ避難民の相談員を務めるイリーナさんをお招きし、講演会を開催しました。

みなみ市民活動・多文化共生ラウンジ協力事業ということで、通訳ボランティアの方をお招きして質疑応答を交えた多文化体験会となります。

 

まずは英語で説明の後、職員による日本語の説明がなされます。

スライドショーでウクライナの民芸品や、民族衣装など文化の説明です。

ウクライナのイースター(キリスト教の復活祭)ではピサンカ(キ)という装飾がなされた卵を使用します。

 

ウクライナではきれいな衣装の刺繍や装飾が印象的です。地域により衣装の特徴は異なるとのこと。

ウクライナではクリスマスは、カトリックは12/25,正教会は1/7に行われるとのことです。

同国内でも地方により複雑な文化が入り混じっていることがうかがえます。

続いて、現地の最新情報、横浜市のウクライナ人避難民受け入れ状況を説明。

 

横浜市での避難民の受け入れ人数は、中区、南区、緑区の順で多いとのことですが、文化や生活様式に馴染むことができず帰国される方もおられるとのこと。複雑な心境を語られておりました。

最後に質疑応答の時間を設けましたが、参加者の皆さんウクライナのことに大変興味を持たれており、なかにはウクライナ語で質問される方も。

通訳ボランティアの方を介して質疑応答がなされます。国際問題に関しても多くの質問がでましたが、丁寧に皆様からの質問に答えてくださいました。

 

 

 

今回の講座はSDGsの目標16「平和と公正をすべての人に」、と「多文化共生」がテーマとなっております。

多文化共生とは「国籍や民族などの異なる人々が、互いの文化的ちがいを認め合い、対等な関係を築こうとしながら、地域社会の構成員として共に生きていくこと」とされております。

いまだ終結のみえないウクライナ戦争ですが、地域の施設での講座を通して多文化共生に興味を持っていただくきっかけになれればと思います。

最後に参加者の皆様、イリーナさん、通訳ボランティアの外山さん、みなみ市民活動・多文化共生ラウンジ様に感謝申し上げます。